《新企画・質的心理学研究法セミナーをはじめます!》
研究交流委員会は、今年、新企画「質的心理学研究法セミナー」をはじめます。
当委員会では、会員の技能習得要望・講習会受講ニーズに答えるべく検討を重ねてきました。その結果、本年より、標記名称のセミナーを(当面試行的に)開催することといたしました。
この企画の特徴は、@比較的長時間(4時間以上)の講習とすること、A事前登録制の少人数企画とすること、B事前課題付きの登録者参加型セミナーとすること、の3点です。奮ってご参加ください。今期の成否が、来年度以降の継続の可否を決します。是非、ご参加下さい。(登録料に違いはありますが、会員・非会員ともに参加できます。お誘いあわせの上どうぞ。)
第1回は、広島の安田女子大学において9月23日に、下記要領で、開催します。第2回は、京都大学吉田キャンパスにおいて10月22日に、やはり下記要領で、開催します。両企画は、独立した別々の企画ですが、連続しての参加も可能です(連続参加割引あり)。第1回企画は、インタビューの方法(但し、半構造化面接法のみ)に関するセミナーです。第2回企画は、会話分析の初歩に関するセミナーです。いずれも、締切有りの事前登録制です。どうぞ、専用電子メールアドレスに送信する形でお申し込み下さい。お申し込みをお待ちしております。
【第1回セミナー:インタビューの仕方とまとめ方の初歩(半構造化面接の場合)】
質的心理学研究法セミナー1
『インタビューの仕方とまとめ方の初歩(半構造化面接の場合)』のご案内
下記要領で、開催します。奮ってご参加ください。
日時・・・2011年9月23日金曜日(祝) 9:45受付開始(班分けした名簿の配布)
10:00−11:00 第一講義 インタビュー方法の概説(機材の準備から、インタビューガイドづくりまで=ICレコーダー活用=。1分間スピーチの実践もおこないます。)
休憩(10分)
11:10−11:50 模擬インタビューと質疑(登壇者1名の立候補を募ります)
11:50−12:30 第一グループワーク(6人ずつ3班)。午後にその発表と講評
※インタビュイイーは、樫田。全部をビデオでも撮影。
※インタビュー題は、「母の入院から学んだこと」(仮)
※模擬インタビューワーへの批評とキーワード探索が、グループワークの課題
※午後までに、書記役のメモとインタビューワーのメモをナンバリングした後で、21部(登録者+支援者)コピーを配布。
各班のまとめも13:00までに回収し、21部コピーして配布。
昼食(60分)・・・お弁当持参を推奨。教室をラウンジ化し対話の継続を図る。
各自第二題目のインタビューガイドの修正につとめる。
13:30−14:00 第二講義 インタビューからデータ分析へ(キーワードの抽出から、一人称一人語りでのまとめまで)
休憩(10分)
14:10−14:40 第一グループワークの発表(3つの班で各5分発表5分質疑)
14:40−16:10 第二グループワーク(25分の実践+5分の講評を3セット)
※「インタビューの研究法セミナーを受講しようと考えた理由」を題に、3人ずつ6チームに分かれてインタビュー。
聞き役、聞かれ役、書記役を交代しつつ全部経験する。
ICレコーダー6台貸与。サポートスタッフは、講評に参加。さらに、事後課題用に録音されたMP3データを、まとめて、ファイル名を付け直して、CDに焼いて渡す。
16:10−16:20 総括討論とまとめ
16:20−16:30 事後課題(オプション)の説明
場所・・・安田女子大学9号館5階 9521教室
地図URL http://www.yasuda-u.ac.jp/top/campus/campusmap/index.html
教科書・・能智正博著2011『質的研究法』東京大学出版会(2500円+税)
※7〜10章を利用
講師・・・樫田 美雄氏(A班支援者)
※徳島大学准教授、日本質的心理学会研究交流委員会委員長(常任理事)
業績:D.メイナード著樫田・岡田訳2004『医療現場の会話分析』勁草書房
助手1・・中島 慶子氏 (B班支援者)
※安田女子大学大学院文学研究科教育学専攻 臨床心理学コース
関心分野:発達障害のある子どもへの支援
助手2・・淀瀬 麻未氏(C班支援者)
※安田女子大学大学院文学研究科教育学専攻 臨床心理学コース
関心分野:喪失体験の語り
事前配布物・・第二グループワーク用課題(インタビューガイドの作り方メモ)
領収書
当日の会場までの地図とスケジュール
登録料・・・・日本質的心理学会会員は2000円(学会との同時入会も可)
非会員は 4000円
(定員超過時は、研究構想案で審査選抜し、落選者には、登録料として払い込まれた額と同額を現金書き留めで指定の住所に返金します。不参加者への返金は、資料代・事務手数料を引いた残額として1000円を予定しています。なお、日本質的心理学会には、以下のWEBサイト=いわゆるHP=から入会できます。)
( http://wwwsoc.nii.ac.jp/jaqp/annai.html、をご覧下さい。)
申込時記載内容@氏名(ふりがな)と所属(無所属でも可)
A連絡先(電子メールアドレスと現金書留を受け取ることができる住所)
B研究主題と研究領域
C研究構想案(500字程度)※インタビュー調査の活用構想を是非。
D送金予定日と会員/非会員の別(同時に学会入会の場合、入会予定日)
送金は、電子メールでの申し込み後「4日以内」に行って下さい。
この企画の登録料の送金先は、樫田の郵便振替口座です。
下記の方法で振り込んで下さい。払い込み料金はご負担下さい。
番号違い等で払い込みできない場合には、お問い合わせ下さい。
入会に伴う質的心理学会の学会会費は、こちらには送金しないで下さい。
なお、振込名義が会員本人の氏名と異なる場合は、振込人名称(大学名等)をかならず申し込み電子メールの氏名の後に、添えてください。
=送金方法1(郵便局・郵貯銀行の窓口から)=
振込先受取人名 樫田美雄 (あるいは、 カシダ ヨシオ)
記号 00110
番号 092984
(00110−0−92984)
=送金方法2(他の金融機関から)=
振込先銀行名 ゆうちょ銀行
金融機関コード 9900
店番 019
店名 〇一九店
(ゼロイチキユウ店)
預金種目 当座
口座番号 0092984
カナ氏名(受取人名) カシダ ヨシオ
セミナー本体・事前課題(第二グループワーク用インタビューガイドの作成)の事前送信および、セミナーへの参加
なお、希望者は、午前の模擬インタビュー用のインタビューガイドの作成をも自力で実施して、事前課題とともに送信すること。
オプション・・事後課題の事後送信(一人称一人語り方式でのインタビュー記録)
※事後課題は、本セミナーの報告サイトページに、成果として掲載され公開 されます。著作権は、受講者に保持されますが、公衆送信権は、セミナー 主催者にお認め下さい(非独占)。名前は希望に応じて匿名化されます。
※事後課題が十分なレベルで達成されたと認定された方には、郵送でセミナ ー受講に関する修了証をお送りします(資格が発生するものではありませ ん)。
締切・・・・・申し込みの締切は、6月末と7月末の2回を想定しています。
事前課題の提出締切は、2週間前の9月9日土曜日正午です。
事後課題の提出締切は、2週間後の10月7日土曜日正午です。
送信先・・・・seminar_110923@yahoo.co.jp
※seminarと数字の間にはアンダーバーがあります。
当日持参物・・事前課題で作成したインタビューガイド(A3で1枚程度)のコピーを
もし、提出後改訂したのなら、6人分(同一班内のメンバー分)(事前提出のままの場合、こちらで、全員分をそのままコピーした配布資料を作成するので不要)
教科書
バックアップ録音用のICレコーダー=なくても可=
※セミナー2『トランスクリプトづくりの実際と会話分析の初歩(初級者向け)』は、川島理恵氏(東京医科大学兼任助教・日本EMCA研究会前世話人)が講師となって10月22日に京都大学吉田キャンパス稲盛財団記念館で行います。合わせて申し込んだ場 合、優先的に選抜され、かつ、10月の企画の登録料が500円安くなります(10月の会場で返金)。
注)http://web.ias.tokushima-u.ac.jp/social/kasida/presentation/presentation.html の70番で、最新情報を公開し続ける予定です。